(1) 義父母との同居がつらい
人は老いて体力がなくなってくると、反比例して、口がうるさくなるようです。口だけが頼りになるのですね。自分の
非力にいらだち、言わないでもよいことを、言うようになります。へらず口、憎まれ口、というやつですね。ひどいことを
言われた時は、義母が言っているのではなく、老いが言わせているのだ、と思い、聞き流しましょう。
賢明なあなたは15年も、そうしてきたのですから、ここで堪忍袋の緒を切ったら、これまでの努力も水の泡です。さいわいご主人は理解して下さっているようですから、いよいよ腹にすえかねた時は、ご主人からたしなめてもらいましょう。その場合は、決して「告げ口」したと取られないように、ご主人の一存で注意する形にします。ご主人の協力
が必要です。
義父の応対については、知り合いの人たちにあらかじめ吹き込んでおきましょう。この場合も、悪口として受け取られないように配慮します。何かと大変ですが、思い詰めないことですよ。
(出口:作家)