深刻なホームレスの実態 - 「むくげの会」ホームページより

 アメリカ合衆国でホームレスが社会問題化して久しいと言われますが、同時に活発な市民の支援活動も行われて いるようです。では、日本国内のホームレス問題は、どうなっているのでしょうか?

 長引く不況のせいで失業率が5.5%以上にもなる現在、倒産、リストラといった暗い話題が毎日のように新聞で報道 されています。大阪市内でも餓えや寒さのため、路上死に陥る人が後を断ちません。
 1月20日の朝日新聞によると、日本最大のホームレスの街、大阪あいりん地区のホームレスの数は、この5年間で 7倍にも増えているそうです。また、東京の山谷、神奈川の寿、名古屋の笹島、その他の地方都市にもホームレスは、 あふれかえっています。

 ホームレスといえば、一見、怖い、汚い、怠け者といったイメージで考えられがちです。しかし、働く意欲はあっても、 年齢が高い、身内や保証人がいない、住民票がないといったハンディがあり、職業安定所に繰り返し足を運んでも、 職を得ることはとても困難な状態です。(調理師、大型2種免許などの資格保持者が6割近いそうです)

 仕方なく、空き缶拾いの仕事をする人も多いのですが、空き缶1kgにつき、85円くらいにしか手に入らないので、丸 一日働いても300〜400円程度の収入にしかなりません。これでは、1日一食か二食、カップラーメンや食パンを食べる のがやっとです。

 実際、ホームレスの人たちに接してみると、世間の評価とは異なり、温かい心の持ち主が多く、偏見や差別に耐え ながらも助け合って生活しているのがわかります。

 最近も、新宿の公園での火災や、東村山市で、中学生達の暴行による致死事件と、たて続けに事件、事故が起こり、 本当に残念でなりません。

*2002年4月現在、空き缶1kgで110〜120円となっています。
*2002年6月の大阪の失業率は6.8%と全国平均を大きく上回っています。


「むくげの会」 (www003.upp.so-net.ne.jp/mukuge/index.html)

むくげの会は、プロテスタント教会員やノンクリスチャンの集まりで、ホームレスの人々の自立を支援するために様々な 活動を行なっています。

主な活動内容:
・無料食事会・公園などの清掃
・街頭でのおにぎりや温かいお茶の配布
・衣類、下着、タオル、生活用品、毛布類の提供
・バザー:手作りキムチ、古着等の販売
・無料での散髪             
・職業探し、福祉制度利用への手伝い
・人生に希望が出てくるお話